スタンフォード大学 社会学者 マーク・グラノヴィッター (1985年)
ソーシャルネットワークの本質は今も昔も変わらない
人と人、組織と組織の間のつながりを総称してソーシャルネットワークと言う。
ソーシャルネットワークの諸理論の基盤となる理論がエンベデッドネス理論である。
経済学は「人の合理性」「自身の利得の最大化(利己性)」を前提としているが、人は常にそのように意思決定するのだろうか。現実のビジネスは取引先、投資家、融資先、顧客、従業員など「人と人の関係性のネットワーク」の範囲内で成立し、その影響を受けながら意思決定を行っている。
「エンベデッドネス」とは「埋め込まれたもの」という意味
ソーシャルネットワークの埋め込まれたつながりの5つの法則
- 一度つながった相手と繰り返しつながり、関係性が安定していく
- つながっている相手がその先でさらにつながっている他者につながりやすくなる
- より多くの人とつながっている人ほど、情報獲得・情報発信の面で有利になる
- 埋め込まれたつながりは、意思決定のスピードを速くする
- 埋め込まれたつながりは、私的情報を交換しやすくなる