ご専門はなんですか?

「ご専門の分野はなんですか?」よくこの質問をされます。

この質問をされると、とても困ります

何に困るかというと、答えが二通りあるからです

一つは私が以前より好きな分野。財務分析とビジネスモデル診断です。

もう一つは、得意ではないけれど、仕事として依頼される分野。経営相談全般、事業計画作成支援、人事制度の相談助言、人材採用と定着にかかわる相談、提案書や報告書の作成、セミナー講師などです。

財務分析とビジネスモデル診断がなぜ好きか?

財務分析が好きなのは、3~5年の財務諸表(BS・PL・キャッシュフロー)を分析することで、企業がどのような経営を行ってきたのかがわかるからです。ビジネスモデルをビジネスモデルキャンバス等のフレームワークで見える化することで、その企業が持っている強みが明らかになってくるからです。両方の分析を合わせてみると、さらにその企業の経営が俯瞰することができます。

私の「好き」の見方を変えると、財務分析とビジネスモデル診断が「好き」なのではなく、この思考のプロセスと物事の本質を「ツール」を使って理解しようとする行為そのものが「好き」なのだと思います。

さらにビジネスモデル診断には、経営者へのヒアリングが欠かせません。経営者との対話を通して、その本質を言語化、文書化することで、経営者と私の間で知見が共有されてきます。

つまり、この過程と共感が「好き」なのだと思います。この私が好きな思考と行動を「私の思考特性と行動特性」と定義しておきます。

仕事として依頼されていることの本質

仕事として依頼されることが多いものは、経営相談全般、事業計画作成支援、人事制度の相談助言、人材採用と定着にかかわる相談、提案書や報告書の作成、セミナー講師などです。

「私の思考特性と行動特性」が使われていない仕事はありません。自分からは進んで受託した仕事ではないですが、取り組んでみると楽しく、学びと気づきがある仕事ばかりです。

だから、仕事を繰り返し受託することによって、その分野の知見が積み上がってくる。「私の思考特性と行動特性」がさらにバージョンアップする。というメカニズムで同様の仕事が増えてくるのです。

これが外から見ると「専門分野」に見えるのですね。

依頼される仕事は、なんでも請けるべし

先輩方は「どんな仕事でも、依頼されたら請けるのがよい」とよく言います。

「私の思考特性と行動特性」は、なかなか変わらないでしょう。これは、これまでの人生の中での経験、体験、人間関係によって築かれたものでしょう。

この「私の思考特性と行動特性」をフル回転させ、遭遇する仕事に果敢に取り組むことで「知見」が積み重なり、「私の思考特性と行動特性」にも磨きがかかることになるのですね。