ビジネスモデル診断にあたり


経営トップからの2時間程度のヒアリングと取扱商品の観察からその会社のビジネスモデルの仮説を立てる。

まず最初に取組んだのが、その会社にとって「顧客に提供している価値」つまり「顧客価値」とは何かを突き詰めていくこと。

まずはその会社の取り扱い商品をじっくり観察してみる。そしてこの商品をなぜ買っているのか?買って何をしているのか?を深く深く洞察することから始める。顧客の立場(目線)になってみる。そして、この商品を手に入れ、私は何をしようとしていたのか?何が成し遂げられれば嬉しいのかを深く深く考える。

そして、私は「どんな用事を抱えた人なのか」を抽象化して言葉にしてみる。顧客像が浮かび上がる。

そして、その顧客像である一人が、商品を手に取る、ずっと以前から何に悩み、検討し、選択肢をあげ、その中から、なぜその商品を手に取ったのか?そして購入してから「用事を片付ける」までどのようなプロセスを経て、「用事を終える」のかを深く深く想像する。

こうして出てきた私の考える「顧客価値」(仮説)をクライアントにぶつけてみる。そうするとクライアントも、同じように考え出す。連鎖する。化学反応を起こす。

「顧客価値」はとても深く、難しいと思う。